どうも、しんです。
7日目も最&高な景色を味わった僕たち。
この後、自然の厳しさを知ることになります。
2日間、外に出るのを躊躇うレベルの悪天候。
むやみに活動するのは危険。また、疲れ切った体を休める時間も必要だと判断し、休息を取りました。
アイスランドに到着してから狂ったように写真を撮りまくっていた僕たち。
この2日間は全くと言っていいほど写真を撮りませんでした。
唯一撮ったのがこの1枚。
買い出しに行ったスーパーで撮ったもの。
「ジョーカー」という名前のアイス。
明らかに見た目も名前もヤバいのですが、あの頃の僕たちは旅で疲れ果て正常な判断力を失っていました。
以前説明したようにアイスランドは鬼のように物価が高いです。しかし、このジョーカーくんは日本円で100円程度。甘いものを長らく食べていなかった我々はこの罠に吸い寄せられていきました。
いざ、実食。
苦い!!!!!!
しょっぱい!!!!!!
臭い!!!!!!
脳内ノブ「ドブを冷やして固めた味がすらぁ!!!!!!」
アイスの形をした兵器でした。
こんなもん食料品売り場に置くんじゃない。
罰ゲームなどで食べるパーティグッズなのでは???
という結論に至りました。
みなさま、アイスランドへ行った際には
「コレおいしいらしいよ〜」
とジョーカーを友達に勧めてみてください。
※友情に亀裂が入っても当方は関与しませんので悪しからず...
さて、暗黒の2日間を終え
いよいよこの旅もクライマックスを迎えます。
みなさん覚えていらっしゃるでしょうか?
旅の序盤、予約時間を間違え
湖でのシュノーケリングツアーに参加できなかった我々。
「2週間後にシンクヴェトリル国立公園で!!」
という契りを交わしたあの日から2週間が経ちました。
帰ってきたぜシンクヴェトリル!!!!
前日までの嵐が嘘のように晴れています。
集合時間までしばし探索
今度こそ遅れないよう早めに集合場所へ。
注意事項やツアー時間などについて説明を受けます。
ウエット?ドライ?なんじゃそりゃという方のために。
スーツ内に水が入り体が濡れるタイプのスーツ。深くまで潜ることが可能。ただし、死ぬほど寒い。
スーツ内に空気の層が設けられており、体が直接水に触れない。
空気による浮力が常に発生するため、水中に潜ることは困難。
ほとんど濡れないため、ウエットスーツに比べ暖かい。
てな感じ。
せっかくここまで来たんだからウエットスーツでたくさん潜ろう!と意気込む我々。
その旨をガイドさんに伝えるとこんなことを言われました。
ガイド「ウエットスーツを着るのは自由だ。ただ、おれたちはドライスーツを着ていく。君たちがたとえ湖の底深くで助けを呼ぼうと迎えに行くことはできない。自分たちの力で水面まで戻ってくるしかない。それができなきゃ死ぬ。」
ぼくたち「怖スギィ!!!!!!!!」
ぼくたち「ドライスーツください。」
というわけで、ドライスーツ装着完了。
いざ湖へ!
息を飲む美しさ。
なにも聞こえない静寂の世界。
ダイビング用語に「透明度」というものがあります。これは視界の良さを表す指標で、大体何m先まで見渡すことができるかといった値です。
日本国内の人気ダイビングスポットの透明度は
10〜30m程度。
ここシンクヴェトリルの透明度は、優に100mを超えると言われています。
水中にいるとは思えない視界の良さ。
泳いでいるというよりは宙に浮いているような不思議な感覚に包まれます。
そんな天国のような景色が見られるこの湖、死ぬほど冷たいです。
この日の水温は3℃前後。
手や足先の感覚は途中からほとんどなくなりました。
しかし、寒さを我慢するに値する景色。
おすすめです!!!!
さて、無事ツアーを終えた我々は
新たな絶景を求め車を走らせます。
湖を見下ろす小高い丘を発見。
これはドローンチャンス!
さっそく離陸。
うむ。絶景である。
最後のドローン撮影をじっくり楽しみました。
着陸時、強風に煽られドローンが転倒しプロペラが全て折れたのはまた別のお話、、、
さあ、最後のキャンプ泊です。
シャワーを浴び眠りにつきました。
深夜1時頃、周りのテントから聞こえた叫び声で目が覚めました。辺りがざわついている、、、
なんだなんだと目をこすりながらテントをでた僕は信じられない光景を眼にします。
それは、この旅三度目のオーロラ。
しかも、巨大な。
空全体を覆い尽くすそれは絶えず色を変え形を変え、見るものに瞬きすら許しません。
鳥肌たちまくりでした。
周りの人たちと騒ぎながら見たあの光景は一生忘れません。
最高のお土産を貰った僕たちは帰路へとつきました。
また絶対来るからな!!!!!
待ってろよアイスランド!!!!!
〜おしまい〜