しんぶろぐ

旅行記。

弱火でじっくり

 

 

 

押忍。タイ4日目っす。

この日はめっちゃ早起き。たしか6時くらい。

 

前日Grabで出会った自称Mr.ハンサムにホテルまで迎えに来てもらい、郊外の市場を巡ります。

 

 

身支度を済ませAkaraホテルのロビーから出ると見覚えのある車が。車に向かって手を振ると、運転席のドアが開く。

 

 

 

知らないおじさん「ぐっもーにん👋」

しん「いや、誰」

 

 

 

なんか昨日のMr.ハンサムじゃない知らんおっさん来た。なぜ別の人が来たのか聞くと、「今日は日曜日でMr.ハンサムは家族の世話をしないといけなくなった。彼は来れないから代わりに来た。」とのこと。

 

 

おい、Mr. ハンサム確信犯だろコレ。元から今日来る気なかったな。この時点で騙されている可能性を疑う。

 

 

 

もう少し話してみると、旅行会社が運営している配車サービスであることが分かりました。Mr.ハンサム個人事業主じゃなかった。ググった感じちゃんと実在する会社っぽい。

 

 

料金は後払いでOKであること、運転手の顔・名前・車のナンバープレート撮影OKであることを確認し、乗車することに。

 

 

とりあえず目的地が鉄道市場と水上マーケットであることは伝わっているらしく、貸切料金なので途中の寄り道も問題なしとのこと。

 

 

 

多少の不安を胸にいざ出発。

 

 

 

 

 

......いや、めちゃくちゃ快適。

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冷房ガンガンに効いてるし、席は広いわBluetoothで好きな音楽かけられるわで至れり尽くせり。1回Spotifyでタイのヒットチャート流してみたけど運転手は無反応。ノリノリで歌ってくれるかと思ったのに...

 

 

当初の予定だと公営の乗合バス使う予定だったけど、やめて大正解。

 

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↑こういうの乗る予定だった。たぶん楽しいの最初の5分だけで残りは灼熱地獄。

 

 

 

今日もタイの運転手はずっと電話している。

スーパーのレジとかもそうだけど、仕事さえしてれば音楽聴いてようが座ってようが誰も気にしない海外の雰囲気好き。

 

 

レジ打ちの人が立ちっぱなしの意味ある?座っててよくない?っていつも思う。

 

 

そんなどうでもいいことを考えていると

最初の目的地がもうすぐだと告げられる。

 

 

 

 

 

メークロン鉄道市場に到着。

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線路上にあることで有名な市場。電車が来るたびに店をしまったり出したりする非効率さを売りにしている(失礼)

 

 

この気温で常温保存の生魚怖すぎるだろ
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市場を10分ほどブラブラしていると、電車通過のアナウンスが流れる。

 

 

 

電車来た。

 

 

 

エッ

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エエエエ
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近すぎんだろ。

観光地あるあるの"もっと近くで見た〜い"じゃなくて、近すぎてこっちから離れるタイプ。

触れますよじゃなくてぶつかりますよ。

 

 

電車が通過した後は「はいはいこれでいいんでしょ。」と言わんばかりの気だるそうな店主たちがわらわらと現れ、軒を出し商品を並べ直す。
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見たかったやつ見れて大満足。

🦭はブルーバタフライピーっていうお茶を購入。

 

 

車に戻る前にマンゴーフラペチーノGET。タイは暑すぎて冷たいドリンクが神となる。

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運転手に電話して市場の出口まで迎えにきてもらい次の目的地へ。返信早いし話も通じるし今のとこ大丈夫そうな人だな〜という感触。水上マーケットに向かってもらうよう伝え、後部座席で休憩タイム。

 

 

 

 

 

...車を走らせること20分。

 

 

 

 

 

 

 

Googleマップ上のダムヌン水上マーケットの位置から少し離れた場所に車が停まる。

 

 

 

 

 

運転手「着いたやで。ここからボート乗って水上マーケット行けるやで。」

しん・🦭「(うわぁきたきたきた)」

 

 

 

 

事前リサーチによると、ここダムヌン水上マーケットには、正規の入口以外に観光客向けの入口がいくつかあるらしい。

 

 

観光客向けの入口からボートに乗ると本来のメイン市場には行けず、小さな店が数軒並んでいる脇道の水路だけを回らされたあげく、正規料金の数倍以上の料金を請求されるらしい。

 

 

 

入口を探すところから始めるとかハンター試験か?

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(実際はGoogle Map上の位置が正なので知ってさえいれば見分け自体は簡単)

 

 

 

 

運転手「降りるやで。あとはあそこの姉ちゃんが案内してくれるやで。ワイはここで待っとくやで。」

姉ちゃん「いらっしゃーい、2人で4000バーツやで〜」

しん「ここが観光客ぼったくり用の入口ってことは知ってる。降りないから(Google Map見せながら)ココまで行って。」

運転手「.......」

 

 

 

 

ここでかなりゴネる運転手。配車業者と水上マーケット側が手を組んでいるのか、客を連れてきたら運転手に直接マージンが入るのか、仕組みは分からないが、なんにせよどうしてもここで降ろしたいらしい。

このボートツアーがいかに素晴らしいのか、今まで何人もの日本人をここに連れてきてみんな満足していた、などと力説してくる。

 

 

あまりにしつこいが、こちらがここで折れても損するだけなので15分ほど「絶対降りない」姿勢を続ける。

すると向こうも諦めた様子で、車を動かし始めた。

 

 

 

 

運転手「なんでそっちの入口を知ってるんだ。前にも来たことあるのか?」

しん「ないけどタイ人の友だちに聞いた(嘘)。だから本当のこと知ってるしこれ以上は無駄」

運転手「...OK」

 

 

やっぱ海外旅行は事前に色々調べておくことが大事だなと改めて思った。有名な観光地周りは特に。1番いいのはその国の友達に聞くことだけど。

 

 

 

ふと横見たら🦭が「絶対降りないかんな。ぼったくられないかんな。」って意志の強い橋本環奈になってて笑った。こういう時この人意外に肝据わってるんだよな。

 

 

 

 

なお実際

🦭「私たちは絶対降りないからここまで連れてけ!!!!!分かったか!!!      ...ってしんくん言って(小声)」

 

 

 

 

そんなこんなで(本当の)水上マーケット到着。

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オイ、200バーツ/人って書いてあるぞ。

さっき2000バーツ/人って言われたんだが?????

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船着場にはワンチャンがいっぱい。

かわいいけどタイで外に出てる犬はかなり怖いので距離を取る。

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先ほどの料金表にある通り、手漕ぎ船とモーター船が選べた。折角だし風情を楽しみたいということで手漕ぎ船を選択。

 

 

 

 

船頭のおばちゃんがゆったりとしたペースで川面を滑るように漕いでいく。見たい店があれば都度止まってくれる。

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川を挟み込むように店が並ぶ。

 

客引きの強引さがエグい。

こちらがアジア人と分かるやいなや「你好こんにちはアニョハセヨ〜」のブルートフォースアタック。お手製のフックで船を勝手に自分の店まで引き寄せてくる。

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ここで中2でタイに来た時、現地人に教わった「マイアオ!(要らねえよ!)」を発動。

これ使うと現地人がケタケタ笑いながらOKOK〜って言ってどっか行く。ローカル言語は強い。ありがとうあの時のタイ人。顔も忘れたけど。

 

 

 

 

フットレストLv.100を使いこなすお爺。

呼び込みをするでもなく、左右にゆっくりと揺れながらただこちらを眺めている。カリブの海賊思い出した。
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ココナッツアイス。

カンカン照りの日に船の上で食べるアイス最高っすね。
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食品から民芸品に絵画まで幅広く売っていたが、特に欲しいものなかったので何も購入せず。メークロン市場と比べても全体的に高めの値段設定っぽく見えた。

 

 

 

30分ほどの船上ツアーを終え、船着場に戻る。

船頭のおばちゃんから特製フォトフレーム付きの写真撮影サービスがあるがどうする?との問いが。もちろんやります。

 

 

 

 

🦭は「ダサいし要らない〜」って言ってたけど個人的にはこのダサさ加減がかなり気に入ってる。(たしか日本円で600円くらい)

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鉄道市場&水上マーケットを堪能したので、バンコクに戻ります。1時間ほどでバンコクの中心街に到着。運転手にお金を渡してバイバイ。特にトラブル無く帰って来れてよかった。

 

 

 

朝6時から活動開始したこの日、バンコクに戻ってきた時点でなんとまだ12時前。ランチでもしながら休憩するか〜と店を探すことに。

 

 

 

この日長すぎるので一旦〆。

また気が向いた時に書こう。